新商品のご案内 脇差 無銘 奥元安
- 銀座長州屋WEB編集部

- 3月29日
- 読了時間: 2分
脇差 無銘 奥元安
Wakizashi: Unsigned. Oku MOTOYASU
―名工奥元平を佐けた弟の数少ない遺作―
江戸後期の薩摩を代表する刀工奥大和守元平は、相州正宗や志津三郎兼氏を想起させる覇気に満ちた刀でその名を天下に知られた名手。元平の活躍の裏には親族門弟の助けがあり、その筆頭が弟の次郎左衛門元安であった。元安は兄元平の作刀協力に終始した故であろう、その遺作は極めて尠ない。

奥元安と極められたこの脇差は、元来一尺五寸程の長さがあったとみられ、磨り上げられても尚身幅が頗る広く、先幅もたっぷりとして鋒が大きく延び、平肉も付いたその量感に圧倒される。地刃に覇気が充満し、兄奥元平と選ぶところのない見事な出来栄えとなっている。

附帯する拵は黒石目地塗鞘の薩摩拵。波千鳥透図の無銘薩摩の鉄鐔が掛けられ、縁頭、目貫、小柄は野晒図。
#79
1000年の歴史
平安の太刀 弐
太刀 生ぶ茎無銘 古波平 検証編
銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
日本刀の形状が確立された以後の刀では現存品最古と見られる平安時代中期の太刀。
1000年の歴史 平安時代の太刀 をシリーズでお送りしております。
シリーズ第2回の今回の動画では、この太刀が平安時代に作られたという、まさにその根拠を、古代刀研究の第一人者である石井昌國先生の著作に記された平安時代の刀の特徴を参考に、検証してまいります。
刀姿、地鉄、刃文、そして何といっても特徴的な切先の形状、そして、『観智院本銘尽』にも記録されている、鎌倉以前の刀ならではの「ある」特色が茎に・・・!!
1000年の歴史 平安時代の太刀 弐 検証篇、お見逃しなく。

銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
月刊『銀座情報』2025年4月号(462号)
3/16発売
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5月号は4/16発売予定
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