社外活動について

銀座長州屋は広く社会全般に日本刀を理解していただくために、日頃から地道な努力を重ねております。
 出来ることには限りはありますが、少しでも刀に対する理解と認知度を広める、こつこつと時間を惜しまず活動を続けています。今ここにそのなかの数例を挙げてみることにいたします。今後も折に触れ、刀剣を通じて社会になんらかの貢献が出来るように努めて参ります。

「戦国武将総選挙」番組出演、番組制作協力

2019年 12月28日(土)18時56分~23時10分(テレビ朝日)



戦国時代総選挙「10万人が選ぶ戦国武将の頂点に輝いたのは?」

様々なジャンルのナンバーワンを決定する恒例の人気企画番組「総選挙」シリーズに当社の社長が番組出演、番組制作協力をいたしました。

番組より、槍の又左と異名を持つ前田利家が使用していたという全長6m30㎝にも及ぶ長大な槍拵を再現して欲しいという依頼を受けて、前田利家の活躍した時代に鍛造された下坂八郎左衛門作の平三角槍に、三間半もの槍拵を製作しました。写真は完成した拵に下坂八郎左衛門を収めた様子を撮影したものです。

 

実際に三間半もの本格的な槍を手にした当社の社長曰く、

「およそ戦には使用できないものではと考えていたが、実際の槍はバランス強度ともに実戦の武器としての機能を十分備えていた。苦労して製作したことで往時の武将が味わった感覚を知ることが出来たのは大変有意義であった。」との感想を述べております。

 

天を衝くほどの長大な槍と共に戦場を駆け抜けた戦国武将の雄姿を想像し、否応なく歴史ロマンを掻き立てられた一日でした。

銀座長州屋は今後も、様々な形で日本刀の保存・継承及び啓蒙活動に積極的に取り組んでまいります。

 

​盛岡の中学生からのお礼の手紙​

 先日ご来店いただいた岩手県の中学校の校長先生から職場訪問学習への協力につき丁寧な御礼のお便りを頂きました。嬉しかったのは、訪問された中学生五人から感謝のお便りを頂いたことです。名前を伏して文面をご紹介します。

 

 日本刀は身を護る宝剣として千年以上の長きに亘って連綿とその鍛造技術が伝承されて令和の今日まで大切に保存伝来してまいりました。平和の時代にあっても、何か事を為そうとする時、人は自らを律し、命を懸けて目標に邁進しなければなりません。戦国の世では自らの領国を守るため、幕末においては、西洋列強の侵略を跳ね除けるため、我々の先祖は日本刀を帯びて、心の支えにしました。

 

 振り返れば、日本刀は常に人々の志と共にそこに存在しました。平和の時代にあっても、この志の重みに違いはないはずです。

 

 昨今、男女問わず若い日本刀愛好家が増えていると聞きます。これは、芸術作品としての日本刀の美しさに加え、日本刀と共に困難を乗り越えようと努めた我々の先祖の生きざまに対する畏敬の念があるように感じます。

美しい光芒を放つ日本刀を実際に手に持った中学生の皆さんも作品を通じて、我が国の歴史に思いを寄せた様子が書面より窺がわれます。

未来ある若い皆さんには、日本人が大切に守り伝えてきた日本刀とこれ等の日本刀を所持した往時の人々の志の尊さを忘れないでほしいと思います。

​BSフジ 
TOKYO ストーリーズ 撮影協力
​2019.9.3 23:00~23:30
再放送決定!
​2019.9.17 23:00~23:30

 お笑い芸人の三人トリオ、ロバートが、「ダンディズム東京」をテーマに大人の東京を体感する番組。東京に根付く様々なダンディカルチャーの中から日本刀芸術に着目、銀座長州屋へ取材にいらっしゃいました。
 

撮影期間は4日間、数度にわたって撮影スタッフの皆さんがご来店になり、店舗内と展示作品をじっくり撮影しての放送となりました。
ローバートの皆さんには


・太刀 銘 一 (一文字) 附 金梨子地塗糸巻太刀拵(重要刀剣 重要刀装)
・刀 銘 於東武土州藩左行秀造之 慶応三年二月日(重要刀剣)
・黒漆塗六十二間筋兜 日輪瑞雲前立

・朱漆塗日輪文頭形兜などを順次ご覧頂きながら、

当社社長がローバート各メンバーの方々に武家美術品の魅力を説明いたしました。
 

はたしてロバートは千年の歴史ある名品の数々を前に何を感じたのか?

放送は2019年9月17日 23:00~23:30 BSフジにて再放送されます。

​岩手の中学生の皆さんが、刀を学びにやってきました。

9月4日、岩手県遠野市立遠野東中学の生徒5名が、課外学習で弊社に来訪されました。

「刀に興味があるので、色々教えてもらいたい。」という皆さんに、弊社店長の善財が「皆さんは日本の歴史ではいつの時代が好きですか?」とまず身近なところから、刀と時代、地域と刀の関連など、展示された刀を例にとりながら、説明をいたしました。

 

生徒の皆さんからは
・「刀はどうして反っているのですか?」
・「短刀はどんな目的のためにつくられたのですか?」

・「鐔は何のためについているのですか?」といった質問が次々に投げかけられ、刀のことを真摯に学びたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。

 

渡された刀を実際に手にしたときの真剣な表情や、また壁一面のショウケースを珍しそうに見上げている様子が微笑ましいひと時でした。

観光地を回るのとはまた違った思い出になればよいなと、中学生の皆さんの真剣な眼差しを見ながら思いました。

 

遠野東中学の皆さん、取材ご苦労様です。思い出に残る良い旅程になりますように。

 

​熱田神宮献納報告祭の思い出

​小社の倉庫より、懐かしい写真とお便りを発見!
 第二次世界大戦後、進駐軍により持ち去られた熱田神宮所蔵の奉納刀は久しく行方知れずとなっていました。掲載の写真はこの行方不明の奉納太刀を奇跡的に発見した当社社長が熱田神宮に寄贈返還した際に撮影された写真です。齢八十六にして矍鑠たる姿の刀匠は作者の故小谷靖憲刀匠=本名・憲三さん(当時86才)。小社の社長と固い握手を交わしつつ、往時の思い出を語らう様子を写した一枚と共に改めてご紹介いたします。お便りは小谷刀匠よりお送り頂いた複数の写真に添えられたもので、当該写真が師のお嬢様が撮影された写真である旨、今回の寄贈返還に伴い、はからずも自らが脚光を浴びることとなったことに対する師の感謝の言葉が簡潔ながら認められています。
 
 敗戦による世の混乱は、神社仏閣にある宝剣類にまでその被害が及び、貴重な文化財の数々が散逸、中にはひどい扱いを受けて発見される例もあると聞きます。「平成の御世に先の大戦で失われた多くの御霊を慰めるべく小谷刀匠共々熱田神宮に再奉納を果たすことができたことは誠に感慨深い思い出となっています。」とは小社社長の談。
 

出演・撮影協力​BSプレミアム 英雄たちの選択 スペシャルニッポンを斬る!歴史を創った名刀たち

初回放送:BSプレミアム 2018 10月25日(木)20:00~22:00
 番組MC 歴史家 磯田道史 NHKアナウンサー 杉浦友紀


 平成30年10月5日(金)の午後、NHK西館CT415 スタジオにて『英雄たちの選択スペシャル ニッポンを斬る! 歴史を創った名刀たち』の番組収録に当社社長の深海信彦が出演いたしました。

 撮影当日は実際に九州肥後同田貫上野介 慶長十六年八月吉日(重要刀剣)をスタジオ内に展示し、出演者に日本刀の迫力を体感していただきました。


 MCは歴史家の磯田道史さん、NHKアナウンサーの杉浦友紀さん、ゲストには作家の加来幸耕三さん、京都博物館の末兼俊彦さん、脳科学者の中野信子さん、永青文庫副館長の橋本麻理さんなど多彩な出演者を迎えての収録でした。世に聞こえた同田貫を前にして驚きの表情を見せる出演者の皆さん。日本刀(同田貫)の魅力を問われて、製作された時代的背景から同田貫の作風、加藤清正公についてなど、圧倒的な知識量を以て応答する当社の社長の存在感で場が引き締まり、滞りなく収録は終了。取り直しの指示もなく一発OKに出演者の皆さん、製作スタッフ一同から大きな拍手をいただきました。
 
​ 加えて、NHKでの収録に先駆けて9月18日(火)にはNHKアナウンサーの杉浦友紀さんが当店を訪れ、日本刀の魅力と迫力を体験、その時の様子も番組内で放映される予定です。

店頭で杉浦アナウンサーが手に取って鑑賞された二振は
刀 銘 備前国住長舩孫右衛門尉清光作之 永禄五年八月大吉日(重要刀剣)
太刀 金象嵌銘 吉包 本阿(花押) 附金梨子地塗家紋蒔絵鞘糸巻太刀拵入(特別重要刀剣)

 
 戦国時代の孫右衛門尉清光を手に取られた際はその迫力に腰が引け、「すごく怖いんですけど・・・」と困惑の表情を見せる杉浦アナウンサー、その後当社の社長から日本刀鑑賞のポイントを聞きながら徐々に日本刀の世界に引き込まれていく杉浦さん。

​ そして最後に手にしたのが、鎌倉時代初期の名刀 古備前吉包(特別重要刀剣)。戦国の刀とは異なり、どこか典雅な趣のあるこの一刀を前に、「わー 綺麗・・」と感嘆の声をあげられ、教わった通りに吉包をしばらく鑑賞された後に、「奥ゆかしい・・、水墨画を見ているような美しさです。」との感想を述べられました。

​威風堂々たる武威を湛えた清光、魔を祓うかのような高貴な美しさを持つ古備前吉包、同じ日本刀でもその魅力の違いをまさに実感して撮影は終了しました。