新商品のご案内 刀 生ぶ茎無銘 薩州和泉守忠重
1 日前
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刀 生ぶ茎無銘 薩州和泉守忠重
Katana
Unsigned (Ubu-nakago). Sasshu Izumi no kami TADASHIGE
江戸後期に名工大和守元平を輩出した奥家は薩摩藩士である。一族の奥忠清が江戸初期に刀工となり、その三男忠重は父と波平鍛冶に学んで頭角を現し、さらに藩命で大坂の津田越前守助廣に入門して技術力を高め、和泉守を受領した。忠重の刀は「甲割」の異名をとる程に固物切として刃味が優れ、薩摩武士の意に適うものであった。
地景が密に入った小板目鍛えの地鉄は、地沸が厚く付いて潤い、晴れやかな鉄色を呈する。焼の高い互の目を湾れで繋いだ刃文は刃縁に銀砂のような沸が厚く付き、処々凝って雪の叢消えを想わせる粒らな沸を交えて輝き、地中には湯走りが働き、沸で明るい刃中には沸筋が流れ、小形の金線が躍動する。

佐藤寒山博士はそれを踏まえながら西の横綱津田越前守助廣と鑑定し、鞘書をされている。今日の鑑定家が薩州和泉守忠重としたのは、助廣流の華麗さの中に、強い沸の働きからなる、荒ぶる薩摩気質を捉えたためであろうか。
月刊『銀座情報』2026年11月号(481号)
10/16発売
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優品レビュー #001 刀 無銘 固山宗俊
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