top of page

新商品のご案内 刀 銘 運用之妙存於一心 駒澤知幾佩刀 天保十二年丑仲秋 荘司筑前大掾藤原直胤(花押)

大慶直胤 出羽国-武蔵国

二尺八寸(84.8㎝)と長寸のこの刀は、直胤が駒澤知幾の需で精鍛した、相伝備前兼光写しの大作。駒澤は佐倉藩士西村芳高の外孫で名を藤右衛門といい、立身流兵術の達人。

 天保改革期、佐倉藩では蘭医学、砲術、兵学が積極的に研究され、後には多くの藩士が高島流を修めた江川太郎左衛門の韮山塾に入門している。天保改革期、佐倉藩では蘭医学、砲術、兵学が積極的に研究され、天保十二年五月九日徳丸ヶ原での高島秋帆の洋式砲術実演には藩士兼松繁蔵らが参加、 直胤は江川の鍛刀の師。駒澤は入塾した佐倉藩士を介して、直胤に長大なこの刀を特注したのであろう。「運用之妙存於一心」即ち、兵法は知識以上に実践が肝要との添銘に、内憂外患に立ち向かう武士の意気込みを滲ませる歴史的な一刀である。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
bottom of page