top of page

新商品のご案内 刀 銘 宗次(三代)

肥前国 貞享頃 約330年前

芯鉄に極上の刃鉄と棟鉄を組み合わせて鍛錬された三代宗次の剛刀は、「試割鉄甲」の添銘のある刀が遺されているように、鉄兜を断ち割る程の威力があった。 三代宗次のこの刀は、身幅広く元先の幅差殆どなく、反り高く付いて鋒大きく延び、鎬地の肉が削ぎ落されて鎬筋強く張り、刃の通り抜けの良さを感じさせ、兜を截断せんばかりの迫力の体配  地鉄は鎬地を杢目交じりの柾に鍛え、平地はよく詰んだ板目に流れごころの肌を交え、淡く沸映りが立つ。焼の高い刃文は互の目に丁子、尖りごころの刃、矢筈風の刃を交え、帽子は焼深く、激しく乱れ込み、やや突き上げて小丸に返り、長く棟を焼き下げ、飛焼と連動して皆焼ごころに覇気横溢。焼刃は刃縁が 沸で明るく、太い沸足、葉が盛んに入り、元から先まで細かな金線、砂流しが幾重にも掛かる。 茎の保存状態は良好で、この工の特徴である逆筋違鑢が掛けられている。 茎は柄木が太くならぬよう薄くしかも短く、片手での使用に適した構造としている

月刊『銀座情報』3月号     2/14発売。

・ホームページにて 速報品を掲載いたしております。

・Youtubeで動画のアップロードを始めました。

3月号館蔵品鑑賞ガイド[285] 阿弥陀鑢図鐔 無銘 平田彦三 のライブ解説をアップしております。 (上の画像をクリックすると動画へ飛びます)

チャンネル登録、宜しくお願い致します。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
bottom of page