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よき・こと・きく図鍔(鐔) 銘 武州住慶壽

Yoshitoshi

Yoki Koto Kiku zu tsuba

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江戸時代後期
武蔵国
鉄磨地竪丸形陰透
縦:80.5mm 横:77mm
切羽台厚さ:6.8mm
耳際厚さ:6mm

-

100,000

円(税込)

拵用金具

2149

 よき(斧)、こと(琴)、きく(菊)。この判じ絵を横溝正史の『犬神家の一族』で初めて知った人は私のほかにもきっといるはずである。吉祥文とされるこれらを切羽台の周囲に配した洒落た構成。大振りで厚みのある地鉄は黒々として鍛えは良好。垂直に透かし出された文様のすっきりとした姿に江戸の粋を感じる。よき(斧)ときく(菊)は直ぐにわかるだろう。では、こと(琴)は?斧頭の形をよく見てほしい。琴柱が隠れているのだ。二重三重に面白い作品である。作者の慶壽は銘鑑には見当らないが、本作を見る限り洒落た感性の持ち主で、慶壽の銘は、あるいは赤坂忠時の慶事を願っての変名であろうか。

​No.

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