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獅子牡丹図小柄 銘 菊岡沾遊光利(花押)
"Shishi, Botan"
Mitsutoshi
江戸後期
武蔵国江戸神田
赤銅魚子地金高彫据文象嵌裏板金哺
長さ九七・二㍉
幅一四・七㍉
特製落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書
Late Edo period
Kanda, Edo, Musashi province
Shakudo
Length : 97.2mm
Width : 14.7mm
Special Kiri box
Tokubesu-Hozon certificate by NBTHK
特別保存
-
円(税込)
小柄
2201
No.
音声解説
00:00 / 15:28:13
光利は佐平次と称し、菊岡家初代光行の弟光政の子。柳川流の堅実で華麗な作風を継承して技量が高く、特に霊獣図を得意とした。俳諧にも通じて作品に活かしたものであろう、晩年は沾遊と号している。この小柄が典型的な作。極上の金無垢地を打ち出しの強い高彫に仕上げ、牡丹に戯れる二疋の獅子を動感豊かに活写し、綺麗に揃った漆黒の赤銅魚子地に据文している。獅子の身体は肉感があって立体的。殊に阿吽の相を示す顔、眼窩の窪んだところ、巻き毛の揺れる様、大地を蹴る四肢などが細やかな鏨で彫り込まれ、生命感に溢れている。





