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倶利伽羅図小柄 銘 紋宗乗 光守花押
Sword with the Dragon Kurikara motif kozuka
Sojo
室町時代 山城国京都
赤銅魚子地高彫据紋裏板哺金
長さ:97.2mm 幅:15.2mm
上製落込桐箱入
Muromachi period
Kyoto, Yamashiro province
Shakudo
Length: 97.2mm
Width: 15.2mm
Kiri box
NBTHK certificate: Tokubetsuhozon tosogu
特別保存
1,000,000
円(税込)
小柄
2183
No.
音声解説
00:00 / 01:04
後藤宗家二代宗乗の倶利伽羅図高彫を宗家十四代光守が小柄に仕立てた本作。整然と並ぶ微細な魚子はしっとりとした絹地のようで、裏の哺金とともに重厚で格調高い。三鈷剣に巻き付く倶利伽羅竜王を描いたこの画題は、祐乗以来後藤家各代で繰り返し製作された。三鈷剣も倶利伽羅龍王も不動明王の化身であり、三毒(貪・瞋・痴)とよばれる煩悩を断ち切り、災いを除ける。今まさに剣を飲み込もうと大きく口を開けた龍。引き絞られた胴はしなやかに剣に巻き付き、鋭い爪が剣を掴む。光守によって仕立てられる前から、長い年月、それぞれの所持者が身近に置き、愛用し続けてきたのだろう。一部は手擦れて、そこがまた味わい深い。剣の柄の上の鈷(爪状のもの)に極め鏨が刻されている。






