管打式銃 銘 惣鍛二重巻張 江州国友藤一作 三十一

​火縄銃

 硝煙の臭いが敵に察知され風雨で火が消えるという火縄銃の欠点を克服した、雷汞(らいしょう)を点火薬とする雷管式の銃が西洋で発案され、幕末の安政頃に管打式銃として普及した。また、洋式軍備に合わせるべく、既存の火縄銃を管打式に改造した作もある。表題の銃がその例。火縄銃は近江國(くに)友藤(ともとう)一(いち)作。帯状の鉄板(葛金)を二重に巻いて鍛接した銃身の目当、引金とも國友筒の特色が顕著。絡繰、火皿、火蓋を取り除いて火門を設け、火挟みの代わりに撃鉄を鍛接し、滑り止めの為に檜垣状の刻みを施した撃鉄を指で上げ、引金を引くとこれが火門に強く衝突して発火し、弾丸が発射する仕組み。黒々とした銃身には竹虎図と家紋の象嵌、國友又四郎昌睦(注)作の堅木の銃床には宝珠図と寶壽文字の装飾が映え、元来管打式として製造された銃にはない火縄銃らしい魅力が光る。

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