背負陣太鼓

その他

 陣太鼓は、古くは祭礼用の大太鼓が用いられた。『国立歴史民俗博物館本 前九年合戦絵詞』には、棒に吊るした太鼓を力者二人が担ぎ、その脇に桴(ばち)を持った武士の姿がみられる。また、『源平盛衰記』によれば宇治川合戦の最中、義経は平等院より太鼓を借り出しているという。これも祭礼用であろう。
しかし、大規模な集団戦法が普及すると、部隊ごとに太鼓が必要となり、やがて背負紐をつけた陣太鼓が考案された。その使用の様子は『長篠合戦図屏風』に見ることができる。織田、徳川連合軍目掛けて進軍する甲斐武田勢の中に、背後に桴を手にした将兵を従え、陣太鼓を背負った兵の姿があることから、戦況を見ながら陣太鼓を打ち鳴らしたものであろう。鉄炮の玉が激しく飛び交い、名立たる将兵が倒れる最前線にても、太鼓を背負う兵は実に軽装備であった。そして軍勢の進退を左右する彼らが標的とされる事もあったであろう。まさに体を張った進軍であった

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