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日本刀の販売 買取のご相談は日本刀専門店銀座⻑州屋
蔓草文図鐔
無銘 埋忠
"Tsurukusa"(vines)
"Umetada"
鍔
No.
2254
特別保存
-
円（税込）
山銅石目地竪丸形
平象嵌打返鋤残耳
縦八〇･五㍉
横七六㍉
切羽台厚さ三㍉
上製落込桐箱入
佐藤寒山博士箱書
Copper stone-grained vertical round piece, flat inlay, hammered back, and stubby edge.
Height : 80.5mm
Width : 76mm
Thickness at seppa dai : 3mm
Presented in a high-quality paulownia wood box. Inscription by Dr. Sato Kanzan on the box.
音声解説
00:00 / 11:53:38
桃山三名工に数えられる埋(うめ)忠(ただ)明壽が創案した美観は、後に琳派と呼ばれた独特の装飾意識に通じることより、装剣小道具の中では特異な存在として高く評価されている。蔓草を題材に得たこの鐔も、明壽の突き詰めた美意識を受け継いだもので、山銅風の落ち着いた地金に金銀赤銅の平象嵌を加味して草体化された葉と蔓で木蔭の景色を文様表現している。打ち返された耳の抑揚のある風情も明壽伝。山銅地に溶け込むような風合いが魅力の作である。
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