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菊花形筋兜図鐔
銘 早乙女家忠
Tsuba "Kikka gata suji-kabto"
Signed Saotome Ietada
鍔
No.
834
特別保存
-
円(税込)
江戸後期 常陸国
鉄地菊花竪丸形鋤彫
縦84mm 横80mm
切羽台厚さ5.5mm
桑原洋次郎箱書
『刀装小道具講座』所載
上製落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書
Late Edo period, Hitachi province
Iron
Height : 84mm Width : 80mm
Thickness at Seppadai : 5.5mm
Calligraphy on the kiri box written by Kuwabara Yojiro
Put in "Toso kodogu koza"
Tokubetsu hozon
兜の鉢を意匠した鐔で知られる甲冑師早乙女家忠の工銘は、桃山時代から江戸後期まで数代ある。家忠は常陸国石岡、下妻など佐竹家領内を活動の拠点とし、相模国鎌倉での作も考えられている。遺されている鐔は、いずれも緊張感に満ちた鍛え強い鉄地を構造化させ、鉄の持つ強靭さを高めたもの。この菊花形の鐔は江戸後期のもので、鉄質が緻密に詰んで色合い黒く光沢強く、花弁の筋が強く立って筋兜を想わせ、指で弾くとピンと引き締まった響音が漂う。
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