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桜花五重輪散帆掛舟図鐔
銘 貞栄
Sakura flower five-ringed sail boat
Tei ei
鍔
No.
2274


特別保存
550,000
円(税込)
江戸中期 伊勢国
鉄地真丸形砂張象嵌
縦八一・四㍉ 横八一・四㍉
切羽台厚さ四・五㍉
上製落込桐箱入
Edo period (mid-18th century), Ise Province
Iron plate with circular, sand-inlaid design
Length: 81.4 mm, Width: 81.4 mm
Thickness at seppa dai : 4.5 mm
Presented in a high-quality, fitted wooden box
音声解説
00:00 / 14:17:38
独特の風合いを示す砂張(さはり)象嵌(ぞうがん)を駆使した間(はざま)派の鐔は、表裏違った図とされることが多い。
この鐔も、帆掛舟と桜の採り合わせで、同心円は春爛漫の空気感の表現と捉えるべきものか、鑑賞者の感性が問われる作品となっている。
鉄地に瀟洒な文様を彫り込み、砂張を象嵌する技法は鉄炮の装飾技術に始まると伝える。
本作も、熔けた砂張の収縮による微妙な凹凸が、自然な景色を生み出している。
近江国友村出身の貞栄(ていえい)は間派を代表する名工で、伊勢亀山、山城、下総と、主家に伴って各地で活躍している。
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