柳下鷺図鐔 銘 寛龍斎智久
鍔
志水智久は水戸に栄えた玉川派の名工吉長の門人。師の初銘である「正壽」を用いることを許され、正壽軒あるいは寛龍斎と号した。この鐔は、芦陰に餌を探す白鷺を涼やかに彫り描いた作。良質の鉄地を耳際がわずかに薄い碁石形に造り込み、高彫と鋤彫を駆使して岸辺の柳と清らかな水の流れを浮かび上がらせ、銀と金の色合いを巧みに生かして白鷺の生命感を写実表現している。

この度、銀座長州屋では政府の緊急事態宣言発令に鑑み、新型コロナウィルスの感染拡大防止に協力するため、感染状況が収束の兆しを見せるまで、営業時間を当面の間9:30~17:00と短縮させていただきます。
通常の営業時間に戻す際は、改めて銀座情報紙面やホームページ上にてご案内いたします。
銀座長州屋ご愛顧の皆様方には、くれぐれも御自愛いただき、感染防止に御協力をお願い申し上げます。