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月見観瀑図大小鐔
銘 菊川南甫 [印]
A set of tsuba with a design of moon-viewing and waterfalls
Kikukawa Nanpo [seal]
鍔
No.
2270
![月見観瀑図大小鐔 銘 菊川南甫 [印]](https://static.wixstatic.com/media/63d941_7e5bcee3b83e40398b4518008249bee6~mv2.jpg/v1/fill/w_353,h_361,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/goheizaru_o600.jpg)

特別保存
1,000,000
円(税込)
武蔵国江戸小石川 江戸後期
赤銅磨地竪丸形高彫色絵象嵌
大 縦七五・七㍉ 横六九・五㍉
切羽台厚さ四・五㍉
小 縦七二・四㍉ 横六六・五㍉
切羽台厚さ四・六㍉
特製大小落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書
Koishikawa, Edo, Musashi Province, Late Edo Period
Shakudo Polished Ground, Vertical Round Shape, High-Carved, Colored Inlay
Large : Height 75.7mm, Width 69.5mm
Thickness at seppadai : 4.5mm
Small: Height 72.4mm, Width 66.5mm
Thisckenss at seppa dai : 4.6mm
Comes in a Special Paulownia Wood Box
音声解説
00:00 / 16:40:42
南甫(なんぽ)は清蔵あるいは治兵衛と称し、初め遅塚久則に学んで久英と銘を切り、後に菊川宗吉に師事して技量と感性を高め、菊川を名乗るを許されている。南甫は晩年の号。
この大小鐔は李(り)白(はく)の詩を題材とした作。小鐔は、酒を友に深山に分け入り廬山の瀑布を眺めた李白が主題。一方大鐔は、「擧頭望山月(頭を挙げて山月を望み)低頭思故郷(頭を低れて故郷を思ふ)」と詠んだ「静夜思」に取材した図。極上の赤銅(しゃくどう)地は清く澄んで透明感があり、山水の手法で瀧と遠く霞む月を高彫に金銀の象(ぞう)嵌(がん)で精巧に彫り描いている。
南甫の得意とした木々の茂る様子など添景の描写も精密で、細かな鏨を打ち込む処法に妙味が感じられる。
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