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月下牧童図鐔 銘 奈良正幸花押

A herdboy in the moonlight motif tsuba Signed Nara Masayuki Kao

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Masayuki

月下牧童図鐔 銘 奈良正幸花押
江戸時代中期 武蔵国江戸
四分一磨地竪丸形鋤下鋤出彫据紋象嵌色絵
縦:71mm強 横:66.7mm
切羽台厚さ:4.2mm 耳際厚さ:3.9mm
上製桐箱入
特別保存刀装具鑑定書

Mid Edo period
Edo, Musashi province
Shibuichi
Height: 4.2mm Width : 66.7mm
Thickness at seppadai: 4.2mm
Thickness at mimi (rim) : 3.9mm
Kiribox
Tokubetsu Hozon

230,000

円(税込)

特別保存

610

 江戸時代中期、横谷派と共に金工界の二大潮流となった奈良派。人物にしろ、動植物、風景にしろ、どこか郷愁を感じさせる温かみのある作風が特徴である。正幸はその奈良派の江戸時代中期に活躍した金工。牛の背に揺られ家路につく牧童。ふと仰ぎ見た先には雲間から覗く三日月。主を乗せた牛に目を転ずれば、何だかとても水が飲みたいようである。月の光を最もよく表現できる四分一地に銀を平象嵌した三日月。的確に特徴を捉えつつもくどさのない、いかにも奈良派らしいのびやかな線の松。肉置豊かな高彫の牧童も牛も詳細かつ丁寧な描写だが、見る者に緊張を強いることのない柔らかな雰囲気がある。要所に散らした下草の描写は安親のそれによく似ている。奈良派は、奈良三作と呼称される利壽、安親、乗意の三巨匠と、更には後の金工界に一大勢力を築き上げた政隨をも輩出している。
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