忠則藎命図鐔 銘 三信家

桃山時代 尾張国
鉄地木瓜形毛彫鋤彫
縦91.2mm 横85.2mm 切羽台厚さ3.3mm
伊達家伝来 佐藤寒山博士箱書

Nobuie

 金家、埋忠明壽と共に桃山三名工に数えられている信家は多くの作品を遺しているものの、その割に実像について不明な点が多く、不思議を纏った鐔工として古くから興味の対象とされており、それ故にまた人気が高い。
 信家の研究は、江戸時代から行われてきたが、年紀作がないために活躍の時代については現在でも確実な答えが出ていない。ただし、福島正則の安芸国への移封に信家が伴ったことにより「芸州住」と居住地が刻された作が遺され、時代背景が、戦国末期から江戸初期にかけてであることが判明している。銘字は、かつて数種類に分けられていたが、福士繁雄先生によれば、現在では放れ銘(細字銘)、太字銘(芸州信家銘を含む)、三信家銘に大きく分類されている。製作の時代は、細字銘信家‐太字銘信家‐三信家の順となる。

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