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埋木図鐔

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銘 光忠

Tsuba "Umoregi"

Signed Mitsutada

No.

614

埋木図鐔 銘 光忠

特別保存

-

円(税込)

江戸時代初期
赤銅三枚仕立地葵木瓜形鋤下彫土手耳
縦:61mm 横:59.1mm
切羽台厚さ:3mm強 耳際厚さ:5.5mm
特製桐箱入
特別保存刀装具鑑定書

 本作はあたかも埋木を地中から掘り出し、磨き上げたかのような鐔である。量感のある赤銅地のごつごつとした土手耳、美しい木理を鋤下彫と毛彫で表し、切羽台には鏨運びに特徴のある二字銘が刻まれている。半ば炭化した埋もれ木は工芸品や燃料として用いられたが、反面、世間から顧みられなくなった人の喩にも使われる。幕末の大老井伊直弼がまだ捨縁であった若き日の居所は「埋木舎」といった。果たしてこの鐔にはどんな意味が込められているだろう。この光忠は、銘形は古埋忠の光忠に似ているところもあるが、作風が異なる。それにしてもユニークな感性とそれをまとめ上げる力を持った金工であったことは間違いない。
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