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三星図透鍔(鐔)

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銘 於三州西尾國友正幸作

San sei (three stars) motif tsuba

Oite Sanshu Nishio Kunitomo Masayuki saku

No.

2242

三星図透鍔(鐔) 銘 於三州西尾國友正幸作

特別保存

180,000

円(税込)

江戸時代中期─後期 三河国西尾
鉄地変り形地透
縦:73mm 横:73.4mm
切羽台厚さ:7.9mm 耳際厚さ:7.9mm
特製桐箱入

Mid Edo period - Late Edo period
Nishio, Mikawa province
Iron
Height: 73mm
Width: 73.4mm
Thickness at seppadai: 7.9mm
Thickness at mimi (rim): 7.9mm
Kiri box
NBTHK Tokubetsuhozon certificate

​音声解説
00:00 / 01:04
 三星を表したと思われるこの鐔を初めて見た時、既視感を覚えた。似ている。バイオハザードマークに。既存のシンボルマークの何とも似ず、尚且つ印象に残るもの。バイオハザードマークを考案した時の条件である。出来上がったのちに歌舞伎役者坂東三津五郎の定紋三ツ大によく似ていることが判明した。
 頗る鍛えが良く、しかも厚い鉄地は鉄砲鍛冶を祖とする國友ならでは。砂張象嵌を得意とした間や國友の工人は何かしら人を驚かせる変わった趣向(*)を好む傾向がある。本作は摩訶不思議な全体の意匠もさることながら、透の内側を小刻みに削いだような鏨跡が目を引く。刻みの数に何か意味があるのだろうか。数えてみたが、深読みしすぎたようだ。やや小振りながら手強く引き締まった感のあるこの鐔は厚手で174gとかなりの重量がある。一体誰が、どのような刀に着けるために求めたのだろうか。
 國友正幸は、松平七人衆の一家である大給松平家十一代乗佑の移封に伴い三州西尾移り住んだ國友正命の女婿。赤坂風の透鐔、変り形、椀形など多様な作風がある上手である。
(*)過去の『銀座情報』掲載品にも石垣を模した印象深い砂張象嵌や椀形、洲浜形、筋立てした八角形の平地など独創的な作品が多数ある。
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