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七福神図鍔(鐔)
銘 長州萩之住友房作
Seven Lucky Gods motif tsiba
Signed Choshu Haginoju Tomofusa saku
鍔
No.
1070
特別保存
180,000
円(税込)
江戸時代後期 長門国萩住
鉄地丸型高彫象嵌色絵打返耳
縦:75.2mm 横:74.5mm
切羽台厚さ:4.2mm
耳際厚さ:5mm
上製桐箱入
Late Edo period
Hagi, Nagato province
Iron
Height: 75.2mm
Width: 74.5mm
Thickness at seppadai: 4.2mm
Thickness at mimi (rim) : 5mm
Kiri box
七福神信仰は、室町時代後期、禅宗の隆盛とともに「竹林の七賢人」に倣って成立したという。それ以前は大黒天と恵比寿の二神が福神として盛んに祀られた。装剣小道具においても古後藤の目貫や小柄、笄にこの二神が見られ、大黒天と恵比寿が相撲をとる「福神相撲図」という面白い画題もある。延命長寿、商売繁盛という現生利益を祈念する七福神信仰は、その後広く庶民に浸透していった。江戸後期には新春の散策を兼ねた七福神巡りなども盛んにおこなわれるようになる。長州鐔の美点である鍛え良く黒味の強い鉄地を浅い打ち返しの丸形に仕立て、琵琶をかき鳴らす弁財天を囲むように毘沙門天、布袋、寿老人、大黒天がいる。寿老人は楽しげに踊り、空には鶴が舞う。竹と松を背後に福禄寿が盃を持ち、恵比寿は亀を呼び寄せる。何ともおめでたい図を鋤出高彫に象嵌色絵で彫り描いた、江戸後期の長州金工友房の作である。
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