竹林に孔雀図縁頭 銘 後藤光儔(花押)

​縁頭

 後藤宗家十四代光守は光理の子で元文五年に江戸京橋に生まれた。はじめ光儔と銘し、明和八年に兄光孝の養子となり、天明四年に宗家の家督を相続している。後藤家の伝統的な作風に加え、特別な注文によるものであろう縁頭の製作や町彫風の瀟洒な作品をも遺している。この縁頭が良い例で、下地は赤銅地を浮かび上がらせる性の良い朧銀地。綺麗に揃った魚子地に仕上げ、くっきりと彫り出した孔雀の身体は赤銅に金の色絵、背景の笹はすっきりとした彫口で、要所に施された金の色絵も鮮やか。 
保存刀装具鑑定書
竹林に孔雀図縁頭 銘 後藤光儔(花押)