刀
銘 芸州住出雲大掾正光 慶應元年七月日
江戸時代後期
慶應
安芸国
Masamitsu
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正光は享和二年に安芸国北方の高野村の刀工正長の子として生まれる。文政十二年五月に出雲大掾を受領し、天保八年には隣村移原(うつのばら)に移住。移原は江戸初期以来、大谷川を利用した製鉄業が盛んで、また燃料となる松炭となる森林資源に恵まれていた故であろう。広島城下を遠く離れた山中で黙々と作刀し、折々に広島藩主浅野侯に自作を献上している。
