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非売品（第十回全国大会　東京　記念出版）

日本刀剣保存会は、明治43年春に高瀬羽皐(たかせ・うこう)が、東京都羽沢文庫にて、「刀剣と歴史」を発行したのが始まりです。大正元年10月に、日本刀の保存及びその研究を目的とし日本刀剣保存会が設立されました。

優秀刀図録は日本刀保存会が昭和35年以降二十年以上に亘って行った審査会で合格した作品中150振を選定し収録した図録。

鮮明な押形、写真とそして解説に加え、鑑定に4段階のランクを設けて記載している。（最優秀作・優秀作・秀作・優作）、後に各ランク「二重〇あり」と「二重〇なし」の二種を設けて計八段階のランクを示し、これに解説を加えている。

図録中には非常に珍しい作品も多く掲載されており、茎と物打から切先まで鮮明な押形を掲載している。研究資料としても貴重な内容。