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達者立像 銘 乙柳軒政随

Masayuki

江戸中期 武蔵国江戸神田竪大工町
黒檀彫 目に真鍮象嵌 
製作時の桐箱付 箱に「達者」の墨書
高さ 六寸(180mm) 幅 二寸(60mm)

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円(税込)

その他

128

​No.

 江戸の装剣小道具の表現は、土屋安親、奈良利壽、杉浦乗意の三名工に浜野政随を加えた四天王と呼ばれる奈良派の町彫金工によって大きく開花した。殊に政随は奈良派の伝統的作風を継承して躍動感に溢れた人物描写を得意としたのみならず、画題の幅を広げることによって奈良派独特の絵画的表現に物語性を加味した新趣の作風を追求して人気が高まり、多くの門人を育成して栄えたのみならず、後の装身具など飾り金具へと技術的発展をも後押しした職人であり芸術家であった。
 政随は浜野太郎兵衛と称し元禄九年の生まれ。奈良利壽に師事して独立し、職人が軒を連ねる神田竪大工町に細工場を開いた。安親と同様に様々な分野に興味を持ち、知識旺盛で学ぶことを疎かにせず、新たな題材への追求も一様ではなかった。その評判を聞いて門を叩いた若手の職人も多く、門下から兼随、知随、矩随、政信、興成など多数の名工が巣立っている。
達者立像 銘 乙柳軒政随
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