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東方朔図鐔
銘 紫峰迂叟貞幹刀〔金印:隺壽〕
Tobosaku (Dongfang Shuo) motif tsuba
Signed Shiho Uso Teikan horu Kin'in (gold seal) Kakuju
鍔
No.
2049
特別保存
-
円(税込)
江戸時代後期 常陸国水戸─武蔵国江戸
水戸藩抱工
鉄地竪丸形鋤出彫小透
縦:82.9mm 横:79.9mm
切羽台厚さ:4.5mm
耳際厚さ:5mm
『坐忘鐔撰』所載
特製桐箱入
Late Edo period
Mito, Hitachi province - Edo, Musashi province
Iron
Height: 82.9mm Width: 79.9mm
Thickness at seppadai: 4.5mm
Thickness at mimi: 5mm
Lited in the book "Zabotansen"
special kiri box
Tokubetsuhozon by NBTHK
貞幹は、初代赤城軒元孚門人で水戸藩抱工となった大川元貞の子。自身も水戸藩抱工となるが、父の没後江戸へ出た。水戸金工らしい詳細な彫技で和漢の人物や動物を生き生きと彫り描き、加納夏雄の写しも得意とした。余白を生かした画面構成の巧みさは夏雄の作品から学んだのであろうか。本作は、雲がかかった月、あるいは仙境へ通じる洞を思わせる地造りが印象的。主題の東方朔や滝がより一層幻想的に見える。鋤出高彫の中に抑揚があり、軽く口を開けて微笑む表情は穏やか。ゆったりした衣の裾には綾杉文の線刻と唐草文の金平象嵌が施されている。
東方朔は前漢武帝の時代の政治家。武帝に、自薦状を送り、気に入られて要職に就いた。智謀知略に富んだ彼の様子はやがて神格化され、後には下界にいる仙人ともいわれた。三千年に一度しか実をつけない西王母の桃を盗んで食べ仙人になって武帝に仕えたという説もある。話し上手でユーモアの才があったことから話芸の神様として尊敬されている。
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