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肥前国近江大掾藤(以下切藤原忠広)
Tadahiro
大業物
江戸時代前期。肥前国。「肥前国住藤原忠広」「近江大掾藤原忠広」。忠広二代。新左衛門尉。忠吉初代の嫡子。慶長十九年(1614)生まれ。寛永九年(1632)父が没し、十九歳で家督を継ぐ。寛永十八年(1641)近江大掾を受領。家伝の直刃の他、独特の肥前足長丁子を創始。亡くなる直前まで槌を振るい、数多くの優品を遺す。肥前刀の礎を盤石にした功労者。元禄六年(1693)没。享年八十。
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銘 近江大掾藤原忠広(大業物)
Tadahiro
大業物
忠広は初代忠吉の子。幼い頃から忠吉家の名跡を継ぐべく鍛冶修業に励み、寛永十八年に近江大掾を受領。自ら忠広の工銘を用いて我が子に忠吉銘を継がせたものの、三代目は五十歳の若さで没したため、以降も一門を率いて四代目を教育、元禄年間まで作刀に励んだ。
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