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田造に干鮑図小柄 銘 萬旭(花押)
"Tazukuri ni Hoshi awabi"
Mankyoku
江戸中期
武蔵国江戸神田
赤銅石目地高彫色絵象嵌
長さ九六・五㍉
幅一四・二㍉
特製落込桐箱入
保存刀装具鑑定書
Mid Edo period
Kanda, Edo , Musashi province
Shakudo
Length : 96.5mm
Width : 14.2mm
Special Kiri box
Hozon certificate by NBTHK
保存
150,000
円(税込)
小柄
2204
No.
音声解説
00:00 / 12:41:49
干物は海の幸を日持ちさせるための工夫。正月飾りにも採られるように冬場の栄養素として古くから尊ばれていた。しかも干すことによって旨味を増すことが経験的に理解されていたのであろう。これを題材にしたもので、村上如竹を思わせる赤銅石目地仕立ての背景に、くっきりとした量感のある高彫で乾いた魚の質感そのままに彫り表わしている。興味深いのが鮑。鼈甲を立体的に彫り出して透明感のある鮑の様子を、これも質感豊かに表現している。石川萬旭(まんきょく)は作風から如竹の影響を受けたものと思われる。





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