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山菜図目貫 無銘

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Wild vegitables motif menuki

Unsigned

江戸時代後期
赤銅地容彫色絵
表目貫:61.2mm 裏目貫:60.2mm
Late Edo period
Shakudo
Omote menuki : 61.2mm
Ura menuki : 60.2mm

-

40,000

円(税込)

拵用金具

2026

​No.

 早春の野に出てお弁当を食べ、食用や薬用となる山菜を摘んで楽しむ摘み草遊び。土筆に蕨、ゼンマイが丁寧に束ねられ、表目貫には「いりこ」まで添えられている。共に来られなかった人へのお土産か。それとも春の味覚のお届け物か。大振りの赤銅地容彫は、生命力に溢れた柔らかく力強い野草を詳細に写し取っている。明るい春の気を体内に取り入れ無病息災を願う、「若菜摘み(摘み草)」に因んで邪気を払い陽の気を常に身に着けようと願ったのであろう。
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