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左右笠透鍔(鐔)
銘 八代甚五作 茂永
Tsuba "Sayu-Kasa" sukashi
Signed Yatsushiro Jingo saku Shigenaga
鍔
No.
1085


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-
円(税込)
江戸時代後期 肥後国
鉄地竪丸形陰透銀真鍮象嵌
縦:74mm 横:69mm
切羽台厚さ:3.8mm
耳際厚さ:3.4mm
特製落込桐箱入
Late Edo period
Higo province
Height: 74mm
Width: 69mm
Thickness at seppadai: 3.8mm
Thickness at mimi (rim) : 3.4mm
Kiri box
音声解説
00:00 / 01:04
甚吾茂永は神吉深信と同時代に活躍した志水派の掉尾を飾る名工。先祖伝来の優れた写しものや独創性あふれる印象に残る作を生み出した。竪丸形の鉄地は切羽台から徐々に肉を落とし、耳に向かって再び肉付きをよくする布袋腹のような造り込み。左右を大きく笠透とし、表は銀線象嵌、裏には真鍮線象嵌を施している。銀線象嵌は、敢えて所々象嵌を入れておらず、切れ切れになっており、古雅な趣を感じさせる。同時に、未完成のもの、満開の桜より咲きかけの蕾を愛でる、禅や茶の湯の美に対する姿勢をも垣間見せている。
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