室町時代初期。備前国。「備州長船経家」。初祖は室町時代後期の正応頃年間（A.D.1188-A.D.1293）頃の畠田守家といい、南北朝時代の応安から室町時代の永正年間まで同銘数代を数える。杢目を交えた綺麗な地鉄に映り立ち、腰開きの互の目刃を配して作域はさながら康光を見る如くである。