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2026年10月19日 13:21:44

Imazu
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第 二十回 山城刀の本質

(関連リンク)

太刀 来国行

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太刀 来國行

肥前刀工が理想として再現を試みた山城刀工の作品をいくつかご紹介しましょう。
まずは来派の初代國行。磨り上げられて無銘となっていることと多少の研ぎ減りはありますが、ゆったりとした中間反りが深く、伸びやかな姿格好に本来の造り込みの様子が窺いとれます。武器ながら優雅でありオーラが感じられます。

朝廷守護を目的とする武士が腰に備えたもので、特段に技術が優れて誰もが憧れる山城の地に栄えた刀工が製作したものです。

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太刀 来國行
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肥前刀工が理想として再現を試みた山城刀工の作品をいくつかご紹介しましょう。
まずは来派の初代國行。磨り上げられて無銘となっていることと多少の研ぎ減りはありますが、ゆったりとした中間反りが深く、伸びやかな姿格好に本来の造り込みの様子が窺いとれます。武器ながら優雅でありオーラが感じられます。

朝廷守護を目的とする武士が腰に備えたもので、特段に技術が優れて誰もが憧れる山城の地に栄えた刀工が製作したものです。

地鉄の見所

地鉄は、時代が上がるためでしょうか板目肌が強く現れていますが、総体に良く詰んで部分的には小板目肌と表現しても良い均質な肌合いが観察されます。

これに微細な地沸が付き、激しく乱れた沸映りが全面に現われ(残念ながら写真に映りの働きは写りません)、それらを別けるように肌目に沿って繊細な地景が自然に現れています。これによって流れるような肌合いが感じられ、刃中にまで繊細な鍛え肌が及んでいるのも判ります。

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地鉄は、時代が上がるためでしょうか板目肌が強く現れていますが、総体に良く詰んで部分的には小板目肌と表現しても良い均質な肌合いが観察されます。

これに微細な地沸が付き、激しく乱れた沸映りが全面に現われ(残念ながら写真に映りの働きは写りません)、それらを別けるように肌目に沿って繊細な地景が自然に現れています。これによって流れるような肌合いが感じられ、刃中にまで繊細な鍛え肌が及んでいるのも判ります。
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地鉄は、時代が上がるためでしょうか板目肌が強く現れていますが、総体に良く詰んで部分的には小板目肌と表現しても良い均質な肌合いが観察されます。

これに微細な地沸が付き、激しく乱れた沸映りが全面に現われ(残念ながら写真に映りの働きは写りません)、それらを別けるように肌目に沿って繊細な地景が自然に現れています。これによって流れるような肌合いが感じられ、刃中にまで繊細な鍛え肌が及んでいるのも判ります。

鍛錬の本質

鉄を鍛えるという技術は、不純物を叩き出して均質な素材にすると同時に、折り返しによる鉄の層を鍛着させるところにあります。鍛着が不十分であれば肌目は強く見えても鍛えの層が剥離し割れて疵になり、鑑賞に堪えません。逆に鍛え目が見えないほどに鍛錬の過ぎた材料ではむしろ肌目が観察されず、しかも素材のもろさが際立ち、打ち合いで折れ易くなります。鍛えて不純物を叩き出すことと、刀という有用な武器に仕立て上げる技術は相反する結果を導き出す可能性がありますが、結果として同じ刀身上に美という形で現われてくるものです。切れ味良く堅牢であるという、技術的に優れた太刀が美しいと判断されたのは鎌倉時代。現代においてもその判断が変わることはありません。

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天使顔
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天使顔

刃中の働き

刃中に現れる働きも同様です。時代の上がる刃文は小乱と呼ばれるように、刃形が判然としないものであることは、以前に古千手院の太刀で説明しました。

國行の太刀も、素見すると直刃のように感じられるのですが、実は小乱刃のように不定形に乱れる小模様の互の目を基本とし、処々に互の目が現れており、焼の高さがほぼ一定になるのが見どころです。仔細に観察すると、淡く乱れた小沸と匂の複合になる刃中には肌目に沿って現れたほつれや金線、砂流しなどが、淡墨で筆を走らせたような景観を生み出しています。

刃文を創り出すという意識が高まってきた頃の古風な働きのある小乱刃です。

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天使顔
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天使顔

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天使顔
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天使顔

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日本刀専門店 銀座長州屋

​Ginza Choshuya co&ltd

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