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刀装金工事典

​価額

3,000

​円

No

26

刀装金工事典

出版社 : 雄山閣出版   発行年 : 昭和59年9月10日
古今東西の金工・鍔工の氏名や号・一門の系統図などを詳細に記した金工事典。

若山先生の自序を抜粋してご紹介します。

 刀装金工の研究として事典の偏述を、昭和二十七年の新春に決意してから、数えて三十数年の歳月が経過した。思えば長い道のりであった。
振り返ってみると、この事典の執筆そのものが、私の青壮年の人生ドラマであり、・・・

この調査と研究を継続した三十余年は、己の生涯を賭けた趣味のためとはいいながら、だれからも省みられず酬いられることの少ない、こんな道楽に現をぬかして、果たしてよいものかどうかと追い詰められた気分になり、悩み踠いた時期もあった。

そのたびに”及公(だいこう)やらずしては何びとがこれを成しえるぞ”と自分を叱咤し、足元を一歩一歩と踏み固める思いで、今日に至ったのである。

若山先生のご努力に頭が下がります。
記録されている金工の総数を推定すると1頁10名から20名程度記載されており、1頁平均15名として627頁分で9405名。
これを30年で割ると1年313名となる。

つまり、月曜日から土曜日まで、一日一人の金工の名とその解説を記載し続けて約30年間かけてようやく完成する量の金工事典ということになる。

銘鑑漏れと嘆く前に、金工銘を調べるたびに若松先生に感謝の気持ちを申し上げるべきでしょう。

若山猛
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