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太公望図縁頭 銘 江州彦根住藻柄子宗典製

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Taikobo mtif fuchigashira

Munenori

江戸時代中期 近江国住
赤銅魚子地高彫色絵
頭:35.2mm 縁:37.7mm
縁の腰高:11.8mm
上製桐箱入

Mid Edo period
Omi province
Shakudo
Kashira: 35.2mm
Fuchi: 37.7mm
Height of Fuchi: 11.8mm
Kiri box

保存

-

円(税込)

縁頭

971

​No.

 釣りをしていたことがきっかけで周の西伯(後の文王)と出会い軍師として招かれた太公望。『六韜』、『三略』は太公望ゆかりの兵法書と伝えられている。それらは戦闘法だけではなく、理想の為政者像や、国を富ませるため農業、工業、商業の『三宝』を大切にすることまでをも説いている。縁に描かれた農村風景は正にその『三宝』。珍しい赤銅地の作で、打ち出しの強い高彫とし、地には魚子を撒いている。頭には、覆いかぶさるような大樹の下で釣り糸を垂れる太公望の姿を、縁は農夫が牛に犂を引かせて田を耕している。木陰には急須と湯飲み。物語が立体的に展開する宗典の特徴は本作にも顕著で、頭の側面にまで濃密に彫刻と象嵌が施され、色彩豊かな煌びやかな作である。
太公望図縁頭 銘 江州彦根住藻柄子宗典製
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