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芦雁透鍔(鐔)

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銘 忠重作

Tsuba "Wild Goose in Reeds"

Signed Tadashige saku

No.

713

芦雁透鍔(鐔) 銘 忠重作

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円(税込)

江戸時代後期 武蔵国江戸

鉄鍛目地竪丸形陰透丸耳
縦:84.5mm 横:82.2mm
切羽台厚さ:6.2mm
耳際厚さ:5.8mm
特製桐箱入

Late Edo
Musashi province Edo

Ironbase open work
Height : 84.5mm Width : 82.2mm
Thickness at seppa dai : 6.2mm
Thickness at rim 5.8mm
Kiri box

 肌鍛えと呼称される、鍛えた鉄の様子が表出された地造の技法がある。作為的な部分と偶然による思いがけない効果が生まれ、一種独特のニュアンスを表現に加えることができる。忠重もままこれを用いた。大振りで厚手、重量感のある鉄地は鍛え良く、細かな縞状の線が耳を廻り、やがて鐔の形なりに流れる。大気を表すかのような鍛えの線は、同時に額縁のように描かれた世界を強調する。肌鍛えの線と同調し、互いを追っているかのように展開する雁と芦。対象をそれとわかるぎりぎりまで簡潔に意匠化した陰透は洗練された彫口ですっきりとしている。茎穴の周囲には特徴のある寄鏨がありここも忠重の作品の見どころである。
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