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俵尽透鍔(鐔)

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銘 春親花押

Tawara zukushi sukashi tsuba

Signed Haruchika (Kao)

No.

922

俵尽透鍔(鐔) 銘 春親花押

特別保存

-

円(税込)

江戸時代後期 武蔵国江戸
鉄地変り形肉彫地透
縦:79.5mm 横:75.3mm
切羽台厚さ:4.2mm
耳際厚さ:3.2mm
上製桐箱入

Late Edo period
Mushishi province, Edo
Iron
Height: 79.5mm
Width: 75.3mm
Thickness at seppadai: 4.2mm
Thickness at mimi (rim): 3.2mm
Kiri box

 俵はごろごろ、お倉にどっさりこ(*注)。時代は違えど、こんな歌が口をついて出そうな光景である。何はともあれ、千疋猿や百貝図など、数で攻められると人は圧倒されるものだ。肉置き豊かに膨らみを持たせ、間隔の詰まった線刻と高彫の縄目でぎっしり詰まった俵を耳に至っても正確に写実表現している。豊かさを象徴する縁起の良い鐔である。春親は江戸時代後期の土屋派の金工。佐渡や矢上と比べて一段と繊細な金工らしい彫法である。
(*注)野口雨情作詞の大正時代の童謡である。
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