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鍔

No.

10

千鳥図鐔

木田正喜〔金印上田〕

"Chidori"povers

No.

2434

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​音声解説
00:00 / 16:54:40

Kida MASAYOSHI

330,000

円(税込)

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江戸後期 紀伊国和歌山
鉄地竪丸形高彫点象嵌
縦七五・五㍉ 横七〇・四㍉
切羽台厚さ四㍉
上製落込桐箱入

late Edo period Kii province Wakayama
iron ground oval shape high relief carving点inlay
Length : 75.5 mm Width70.4 mm
Thickness at seppadai : 4 mm
high quality kiri box

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 土屋安親は群れる千鳥を個性的意匠で文様表現したことで遍く知られている。

その美観追及の意識は後の多くの金工に影響を与えたものと思われ、この紀州金工上田正喜(まさよし)も独創的な千鳥の図を追い求め、類例稀な表現とした。質の異なる鉄地の合わせ鍛えに腐らかしの手法と打返耳で、寄せては返す波の様子を全面に浮かび上がらせ、波間に飛翔する千鳥の姿を丸みのある高彫として目玉にのみ金象嵌を施している。

ピンと響く地鉄は色黒く、ねっとりとした光沢があり、筋立つ鍛え肌は耳の周囲にも表れ、しかも割れることなく殊に美しい。正喜は後藤常正に学んで独立、紀州徳川家に仕えた名工である。
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