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古瓦草花図鐔
銘 加茂明祥(花押)
"Furugawara" Ancient pottery with floral designs
Kamo no Akiyoshi
鍔
No.
2276
特別保存
550,000
円（税込）
江戸後期 山城国京都
鉄石目地木瓜形
高彫象嵌打返耳
縦八〇㍉ 横七三･五㍉
切羽台厚さ三･五㍉
上製落込桐箱入
Late Edo period, Kyoto, Yamashiro Province
Iron plate with stone-like texture, paulownia leaf shape
High-relief inlaid decoration with folded edge
Length: 80 mm, Width: 73.5 mm
Thickness of mounting plate: 3.5 mm
Presented in a high-quality, fitted paulownia wood box
音声解説
00:00 / 13:03:09
割れた古瓦の中に白虎楼の文字。白虎楼は内裏を守護する四神の一つとして朝堂院の西に建てられていた楼閣である。
古瓦と共に、草木に埋もれるようにあるその様子を彫り描いているのだが、蘭や桜草を添えることによって品位の高い場であったことを匂わせている。
鉄地を浅く切り込んだ木瓜形に造り込み、写実的高彫象嵌で宮城跡を鮮烈に彫り現している。
明祥(あきよし)は加茂神社の社家の出であったが金工を嗜み、長じて荒木東明に師事し、また中川一匠にも学んで技術を高めた名工。
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