岩手県立博物館
この博物館は岩手県の県制百年を記念して昭和55年(1980年)10月に開館した総合博物館です。地質時代から現代にいたる地質・考古・歴史・民俗・生物などの資料が展示され、岩手県の自然と文化が理解できるようになっています。

テーマ展
『いわての酒造り~酒からSAKEへの今昔物語~』
会期:令和7年9月27日(土)~12月7日(日)
昨年ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表一覧表」に「伝統的酒造り」が記載(登録)されました。岩手県では「南部杜氏」が世界に認められた伝統的酒造りの知識と技術をつないできました。
本展覧会では、南部杜氏を中心としたいわての酒造りに着目し、その歴史や製造技術、岩手の酒文化などについて展示・紹介します。
松江市立 松江歴史館
江戸時代、雲州と呼ばれた出雲国の中心地松江は、松江城天守をはじめ造成当時の掘割やまち並みを今に残す城下町です。
館では、城や町の仕組み、移り変わり、そして現在の町に隠された秘密について、資料展示はもちろん、映像、模型、書割、切り絵のほか楽しい手法でご紹介しています。
さらに、各種の歴史体験イベントを開催するほか、天守を借景にした日本庭園、伝利休茶室、家老長屋を備えております。

館蔵品展
『長崎家の籐細工-松江でつづく丁寧な仕事-』
会期:2025年7月18日(金)~9月15日(月・祝)
松江藩の籐細工は、江戸時代後期の文政年間(1818~1829)には作られ始め、下級武士が内職として煙管入を製作していたと伝えられています。一方で、江戸時代末期、松江藩の料理方であった長崎仲蔵が籐細工を始めました。この江戸時代の技法を現代に伝えるのが長崎家です。長崎家では二代福太郎が六弁の花模様が並んだ編み方「花結び」を考案するなど、伝統を守りながらも各代で時代に合わせた籐細工を作り続けてきました。本展は、初代長崎仲蔵から現在活躍する長崎誠氏とその技術を受け継ぐ方々の作品を紹介します。
五島美術館
五島美術館は、昭和35年(1960)4月18日に私立(財団法人)の美術館として、東京都世田谷区上野毛(かみのげ)に開館しました。美術館設立の構想は、東急グループの礎を築いた五島慶太(ごとうけいた 1882-1959)によるものです。慶太翁は鉄道事業のかたわら、半生をかけて古写経をはじめとする貴重な美術品の数々を蒐集しました。

館蔵
『秋の優品展 武士の雅遊』
会期:2025年9月2日(火)~10月19日(日)
鎌倉時代から江戸時代にわたる、和歌、漢学、書画、茶の湯など学藝に打ち込んだ武人たちの探究や武家文化の諸相を紹介。「サムライ」をキーワードに肖像画や武家が所持した名品など館蔵作品約50点を展観します(会期中一部展示替あり)。特集展示「蔦屋重三郎―江戸には江戸の風が吹く」として、大東急記念文庫の所蔵する洒落本や黄表紙などの江戸時代の書物も同時公開。
林原美術館
林原美術館は、岡山の実業家だった故林原一郎氏が蒐集した、日本をはじめとする東アジア地域の絵画や工芸品と、旧岡山藩主池田家から引き継いだ大名調度品を中心とするコレクションによって生まれた美術館です。

岡山カルチャーゾーン40周年記念展
『ウルトラ超絶技巧の世界 -雲類×青江派+正阿弥勝義-』
会期:令和7年9月20日(土)~11月16日(日)
鎌倉時代後期から南北朝時代に、岡山市北区御津の地において活躍した刀匠一派を宇甘派と言い、通字に「雲」を用いて、雲生・雲次・雲重と続いたことから雲類とも呼ばれた刀匠たちがいました 。作風は同じ備前国の長船派とは異なり、山城国来派や備中国青江派に近似しており、出自を含めなぞの多い刀匠たちです。透明感のある鋼、穏やかで明るい刃文、激しい映りを表現した雲類の作品は、まさに鉄の超絶技巧品です。
あわせて岡山藩のお抱え金工師から、廃刀令以降は装剣金工の技をもとに、超絶技巧の金工品を製作して万博などへ出品、世界をうならせた岡山を代表する巨匠・正阿弥勝義の館蔵作品のすべてを公開いたします。岡山の地で活躍した新旧・超絶技巧の競演をご覧いただきます。
下関市立歴史博物館
下関と周辺地域にかかわる歴史資料の収集・ 調査研究および展示活動を行っていた長府博物館を継承する博物館。
長府毛利家の遺品や幕末維新期の資料を中心に収蔵・展示しています。

企画展
『元清と輝元』
会期:令和7年7月4日(金)~9月15日(月・祝)
戦国大名毛利元就の4男元清と嫡孫輝元。年齢の差はわずかであり、兄弟といっても差し支えないほどであった2人は、それぞれの立場で元就亡き後の毛利家を背負っていくことになります。毛利輝元は、元就の後継者隆元と大内氏の重臣内藤興盛の娘との間に生まれました。幼くして父を失った輝元は、元就から英才教育を受け、厳しくしつけられます。元就が病没すると、輝元は名実ともに当主として毛利家を率い、叔父たちの補佐を受けながら天下人と渡り合っていきました。元就と継室乃美の方との間に誕生した毛利元清。元清の子孫である長府毛利家に伝わった元就や乃美の方の書状からは、元清が厳しくも暖かい指導を受けたことがうかがわれます。成長した元清は、両親の期待に応え、毛利家を代表する武将の一人として、若き輝元を助けて活躍しました。本展は、西国を代表する大名となった毛利家を支え、難局にあたった2人の武将の軌跡を紹介するものです。
豪商の館 田中本家
田中本家の敷地面積は約三千坪あり、100m四方を20の土蔵が取り囲む豪壮な屋敷構えです。四季により表情を変える日本庭園、軒を連ねる土蔵と建物はみごとに調和し、豪商の生活を今に伝えています。土蔵を改築した展示館では田中家に代々伝わってきた様々な美術品、当時の生活用品の展示がご覧いただけます。

<終了しました>
昭和100年企画展Ⅱ
『100年前の玩具とゲーム展』
会期:2025年7月19日(土)~9月8日(月)
昔も今も、大人も子どもも夢中になる「ゲーム」遊び。「ゲーム」というと、ゲーム機、スマホ、パソコンなどで遊ぶものが、今の主流かもしれませんが、カードやボードゲームなど、アナログなゲームも根強い人気があります。なにより、友達や家族などで集まってゲームをする楽しい時間は何にも代えがたいものです。この展覧会でご紹介するのは、100年以上も昔に作られたまさにアナログ、レトロな大正~昭和時代の玩具にゲームたち。田中本家に残された玩具の中から特集展示を行います。今から100年以上も昔の子どもたちが楽しんだ、ワクワク、ドキドキの世界を、のぞいてみませんか。
熊本県立美術館
熊本県立美術館は、国の特別史跡である熊本城の二の丸広場の一角に位置し、古代から現代美術までを網羅する総合美術館として昭和51年3月に開館しました。
考古、絵画、版画、彫刻、工芸、書蹟などが収蔵・展示され、なかでも装飾古墳室は古代の造形美をわが国における美術の原点としてとらえた特徴ある施設です

松井文庫創立40周年記念
『文武に生きた筆頭家老・松井家ただいま参上! 武家の嗜み、そして忠義』
会期:2025年9月30日(火)~11月24日(月・祝)
松井家は、江戸時代を通して大名細川家の筆頭家老をつとめ、肥後熊本藩の支城である八代城を預かった家です。その歴史は室町時代末期まで遡ることができ、徳川将軍家からも知行地を与えられた稀有な家柄でもあります。この松井家には、武器・武具、書画、能面・能道具、古文書などの文化財が伝来しており、その総点数はおよそ3,500件。これらの文化財は、現在は昭和59年に設立された一般財団法人松井文庫の所蔵となっています。松井文庫設立以来、熊本県立美術館では松井家伝来品の保存・調査に貢献してきました。また、八代市立博物館未来の森ミュージアムが開館すると、同館の学芸員も加わり、40年という長い年月をかけて調査・研究を進めてきました。本展では、最新の調査・研究成果を踏まえ、忠義の家臣・松井家の歴史と華麗なる武家文化をご紹介します。
高知城歴史博物館
高知城歴史博物館(城博 ジョーハク)は国宝や重要文化財を含む約6万7千点におよぶ「山内家資料」(土佐藩主山内家伝来の貴重な歴史資料・美術工芸品)を中心に、土佐藩・高知県ゆかりの資料の数々を収蔵・展示する博物館です。

企画展
『野中兼山─時代を見据え、変革に挑む─』
会期:2025年9月13日(土)~12月7日(日)
みなさんは、野中兼山という名前を聞いたことがありますか?野中兼山は、今から360年ほど前、江戸時代に活躍した人物です。当時、現在の高知県は、土佐藩と呼ばれていて、山内家が藩主として治めていました。野中兼山は、この山内家の家老で、土佐藩の奉行職という役職につき、藩の政治を指導した人物です。今回の企画展では、おおよそ時間の経過に沿って、野中兼山の生涯と事績をご紹介します。
ふくやま美術館
1988年の開館以来、運営の基本として、「地域に根ざした美術館」、「世界に向かって開かれた窓としての美術館」、「現代を見すえ次代を先取りする美術館」、「美術と人間にふれあう美術館」という4つの柱をたて、これをもとに「見る」、「つくる」、「学ぶ」、「ふれあう」場として、より充実した美術館活動を目指しています。

企画展
『アートであそぼう ブルーノ・ムナーリ展』
会期:2025年7月12日(土)~9月15日(月・祝)
ブルーノ・ムナーリのアートには、こどもの「気づく力」と「想像する力」を育てるヒントがつまっています。
ムナーリが大切にしたのは、自由な発想と「あそび」の力。
見て、さわって、感じて、大人もこどももアートと楽しくあそぶ心をひらきます。
この夏、五感をつかって、ひらめきと発見がつまったムナ ーリの世界をのぞいてみませんか?
神宮徴古館・神宮農業館
神宮徴古館は明治42年に日本で最初の私立博物館として創設された伊勢神宮の「歴史と文化の総合博物館」です。神宮をより詳しく知っていただくため、おまつりや歴史・文化に関する資料を中心に展示しています。中でも社殿の復原展示や20年に一度行われる式年遷宮で新調する御神宝類(撤下品)は圧巻。その他、館内には国の重要文化財11点、歴史・考古・美術工芸品など約13000点を収蔵しています。

特集展示
『式年遷宮と御装束神宝』
会期:令和7年7月12日(土)~10月7日(火)
天武天皇のご発意により、持統天皇の御代にはじめて斎行された神宮式年遷宮は、途中戦乱による中絶と復興を経ながらも、およそ1300年の伝統を有する我が国最大の祭典であり、令和7年は第63回目の初年にあたります。
式年遷宮で最も重要な遷御に至る までには、社殿の造営や御装束神宝の新調などその準備は多岐に亘ります。
ここでは正殿に取り付けられる錺金物や撤下された神宝の一部をご覧頂きます。
今回の神宝は履や襪、櫛や髻結といった身に着ける品々に着目しています。
祐徳稲荷神社 祐徳博物館
祐徳稲荷神社に全国から参拝される信仰篤い年間数百万の参拝者並びに一般観覧車に対して、祐徳稲荷神社所蔵の御宝物及び郷土を中心とした歴史、美術工芸、民族などの資料を展示して、社会教育ならびに学校教育の向上に貢献しようとするものである。

<終了しました>
企画展
『名刀展(Ⅱ)』
会期:11月/中旬~2025年2月11日(火) 92日間
祐徳稲荷神社所蔵の名刀のうち歴代忠吉を中心に11振りを展示します。肥前刀の掟、小糠肌、肥前帽子、肥前直刃、刀身彫刻等々見どころ満載です。
また、常設展示場では、佐賀県重要文化財・備州長船康光、土佐吉光の太刀、備後國藤原貝正則の刀など古刀も展示しています。
名刀展(Ⅰ)に引き続き(Ⅱ)を開催します。
名刀展(Ⅰ)から4~5振りを入れ替えての展示となります。
武士の魂、くろがねの美を心行くまでご鑑賞ください。
徳島城博物館
徳島市立 徳島城博物館は、徳島県徳島市徳島町城内にある城山の徳島中央公園内にある博物館。徳島城表御殿の跡地に建設され、主に徳島藩や蜂須賀家に関する歴史・美術資料を収集・展示している。

秋の企画展
『阿波コレクション 近代が伝えた近世の阿波』
会期:令和7年8月23日(土)~10月5日(日)
江戸時代、四国最大の石高を誇った徳島藩蜂須賀家。居城の徳島城を中心に徳島藩25万7000石の城下町であった徳島も全国有数の都市として繁栄しました。近代以降、武士による政治の中心としての役目を終えた徳島城では、廃藩置県の翌年にあたる明治5年(1872)の展覧会をはじめ、人びとに開かれた展覧会が行われました。大正初期には二度にわたって「民政資料展覧会」が開催されます。徳島藩や蜂須賀家に関する歴史資料が数多く公開され、大冊の資料集も刊行されました。当時収集された資料は、 蜂須賀家の政治的資料をはじめ、阿波藍や水軍、治水など、江戸時代の阿波を物語るに欠かせない貴重なものが数多く含まれています。本展では、約110年前に徳島城で開かれた展覧会を現代風にアレンジしてご紹介します。近代に守り伝えられた近世阿波の歴史資料から、現代の徳島に通じる豊かな歴史をお楽しみください。
渡辺美術館
一目でみて日本文化がわかる美術館をつくりたい!――創設者である渡辺元のそのような理念から、当美術館は誕生しました。かつての貴族や大名がぜいをこらして作らせた美術品から、貴重な歴史資料、人々の生活の息吹が感じられる 民芸品にいたるまで、さまざまな地域、時代、分野の文物約3万点を収蔵しています。

企画展
『医にまつわるエトセトラ ~解剖図から薬看板まで~』
会期:2025年8月30日(土)~10月13日(月・祝)
江戸時代における日本の医学の基本として、漢学に基づく本草学や舶来知識としての蘭学などがありました。当館には、国府町(現鳥取市)出身の松島瑞境が写した「平次郎臓図」をはじめとして、西洋医学を日本に伝えて多大な影響を残したシーボルト関係の洋書、日本人医師や医学者らによる医療指南書等の版本・巻物などがあります。本展では、人と医の歴史とそれらを取り巻く環境を物語る様々な資料の数々を展示します。現代において、日々の生活の中で人々の健康的な暮らしを支える医療、医学や薬学の知識と技術の重要性を知り、先人たちの医にまつわる深い知恵や知識に触れることによって、かけがえのない人の命と医との関係を見つめなおす機会となれば幸いです。
高岡の森 弘前藩歴史館
弘前市の成り立ちに大きく関わる弘前藩津軽氏の旧蔵品を中心とした資料を展示する「高岡の森弘前藩歴史館」。歴史館には、藩祖為信が太閤秀吉から拝領したと伝 わる太刀銘「友成作(ともなりさく)」をはじめ、「中興(ちゅうこう)の英主(えいしゅ)」と称えられる4代藩主信政の遺品、明治時代に津軽家や旧藩士たちが高照神社に納めた武具刀剣類、拝殿に掲げられた大絵馬など、多くの宝物た収蔵それています。

企画展
『藩主のたしなみ』
会期:令和7年7月9日(水)~9月21日(日)
休館日:7月22日(火)、8月18日(月)、9月16日(火)
































