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日本刀の販売 買取のご相談は日本刀専門店銀座⻑州屋
百足図目貫
無銘
Centipede motif menuki
Unsigned
江戸時代後期
赤銅地容彫色絵
表目貫:60mm
裏目貫:60mm
上製落込桐箱入
Late Edo period
Shakudo
Omote-menuki: 60mm
Ura-menuki: 60mm
Kiri box
-
120,000
円(税込)
音声解説
00:00 / 01:04
拵用金具
2263
No.
苦手な人も多いと思うが、戦国武将好きなら武田信玄の旗印やそのエリート戦闘集団「百足衆」をご存知だろう。毘沙門天の使い番とされる百足は、前進するのみで後退しないことから武将の間で好まれたという。(大抵の昆虫は後退しないと思うが)
赤銅地容彫を、細かく丁寧な押し出しと圧し込みで胴節と足を詳細に彫り描いている。全体に緩くカーブした形が今にも動き出しそうな気配。ところで、お金のことを「おあし」ともいう。足が沢山ある百足は金運を呼ぶ縁起物とされ、また「客足」に因んで商人や芸人にも好まれた。

