新商品のご案内 平造脇差 銘 傘笠正峯作之 平成六年二月日

平造脇差 銘 傘笠正峯作之 平成六年二月日 

隅谷正峯(1921-1998) 人間国宝

石川県松任市 七十三歳作


 隅谷正峯(すみたにまさみね)刀匠は、昭和五十六年四月に国重要無形文化財保持者に認定された現代刀界の第一人者。鎌倉期の備前刀を研究するため、昭和四十三年から自家製鋼に挑戦、さらに時代の上がる正倉院の上古刀の地鉄を研究して刀子などを手掛けている。

 

 この平造脇差は加賀前田家伝来の青江次直の作を範に鍛造された作。

 江戸時代前期の社会と経済の繁栄ぶりを体現したような、大らかで華麗な作風が展開された優品。

 自ら謙遜し、三流を洒落れた「傘笠(さんりゅう)」を冠した銘字が入念に刻されている。

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