新商品のご案内 脇差 銘 伊予掾源宗次(初代)

脇差 銘 伊予掾源宗次(初代)

宗次は肥前國忠吉と双璧を成す肥前刀の名跡。初代は初銘を正次といい、佐賀藩主鍋島勝茂に仕えている。
 

 
 宗次の名声を知らしめたのは何といっても寛永十一年の将軍家光上洛の折の洛中五千貫下賜の際、京町衆那波宗旦に依頼され記念打ちした「家光将軍洛中賜五千貫目以銀依那波宗旦求伊豫掾源宗次作是」と切銘された寛永十一年七月吉日紀の刀であろう。


 この一振は重ね厚く鎬筋強く張り、反り控えめに中鋒延びごころの、江戸初期特有の精悍な姿
 

 
 地鉄は鎬地を板目交じりの柾、平地を小杢目に流れごころの肌を交えた板目に鍛え、細かな地景が縦横に入り、粒立った地沸が厚く付いて輝く。
 

 
 刃文は互の目に小湾れ、尖りごころの刃を交え、銀砂のような沸が厚く付いて刃縁明るく、刃境に砂流し、湯走り、飛焼入り、刃中に沸足太く入り、物打辺りが奔放に乱れた華麗な構成。
 

 
 茎は腹がやや張ったなだらかなタナゴ腹形で、宗次らしい個性が存分に見て取れる一振りといえる。

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