新商品のご案内 刀 銘 肥後守國康(大業物)
元日の能登半島を襲いました地震により被災された皆様には
心よりのお見舞いを申し上げます。
刀 銘 肥後守國康(大業物)
Katana: Sig. Higo no kami KUNIYASU (O Wazamono)
―名人中河内の弟で丁子乱刃の名手―
肥後守國康は國助初代の三男。丁子乱刃の名手で中河内の呼称のある國助二代の弟である。豪壮で力強い造り込みを得意とし、兄に匹敵する実力であった。國康について、鎌田魚妙は『新刀辨疑』で「地銕至て細に匂ひ深く、丁子刃の名人、中河内同様の作也」と絶賛している。
元来二尺五寸を超す長さがあったとみられるこの刀は、区送りながら今なお身幅広く重ねも厚く、中庸に反り、中鋒の造り込みとされて手持ちが重い肥後守國康らしい威風堂々の体配。互の目丁子の刃文は、房状の刃、尖りごころの刃、矢筈風の刃、一部に玉焼を交えて高低広狭に変化する。
え?!急展開!!
真偽鑑定 尾崎源五右衛門助隆
脇差 銘 尾崎園五右衛門助隆 天明三年八月日
銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
「え?!白鞘があったの?!」
メールで送られてきた画像を元に鑑定を進めていた、今回の尾崎源五右衛門助隆の脇差の真偽鑑定。
津田越前守助廣の濤瀾乱刃写しを専らの作風とする助隆にはまず見られない、まるで濱部壽格(はまべとしのり)らを想わせるような菊水刃の出来と、不鮮明な銘の画像という条件に、判断に難儀したものの、最終的に「画像を見た限りでは」という前置きをしたうえで、「あまり良くない」と判定、依頼者様に返信した前回。
その後メールでのやり取りを経て、遂に「売却したいと思います」と、尾崎助隆の脇差が送られてきました。
前代未聞の菊水刃の尾崎助隆。開梱し送られてきた現物を前にして、二たび目を瞠った社長の深海。
「え?白鞘が付いていたの?!!」
送られてきた画像には無かった白鞘の存在に、思わず絶句します。
一見古びた何の変哲もない白鞘に、絶句するほどの驚愕を見せたのは何故?
そして、ついに脇差現品の鑑定に入るが―!!
作風も前代未聞、そして鑑定結果もまた銀座長州屋始まって以来の前代未聞…となるか?!
目が離せない #71真偽鑑定 脇差 銘 尾崎源五右衛門助隆編の続きです。
前回動画
(#71 えっ?まさか?!前代未聞!!!真偽鑑定 脇差 銘 尾崎源五右衛門助隆 天明三年八月日)
月刊『銀座情報』2024年11月号(457号)
発売中
Web公開中
12月号は11/15発売予定
最終回です
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