新商品のご案内 刀 銘 正利(坂倉関)(良業物)
元日の能登半島を襲いました地震により被災された皆様には
心よりのお見舞いを申し上げます。
刀 銘
正利(坂倉関)(良業物)
Katana: Sig. MASATOSHI (Sakakura-zeki )(Yoki Wazamono)
―末関一派より一足先へ発達した工―
正利は室町後期天文頃の美濃の刀工。居所は兼元や兼定、兼常などのいた関ではなく、その東南、東山道と木曽川に面した坂倉であった。匠名も兼ではなく正を冠し、しかも正の字は伊勢村正の正に酷似し、村正との交流は明らかである。実際、匂出来の互の目乱刃は村正然とし、坂倉関の呼称があるも関鍛冶とは一線を画し、「末関一派より一足先へ発達した工」の評にも頷けるものがある。
#69
振袖茎の先端は何故一文字? [シリーズ最終]
銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
短刀 生ぶ茎無銘 則重 (重要刀剣)
短刀 無銘 新藤五國廣(重要刀剣)
短刀 銘 備州長舩兼光(最上大業物)
日本刀専門店銀座長州屋がお送りする、鎌倉時代の柄曲りの短刀にスポットを当てたシリーズ、最終回となります。鎌倉時代の短刀の名品に見られる所謂「振袖茎」。その短刀の先端(茎尻)の形状について、考察いたしました。
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誇り高き古の武者の時代は過ぎ去った―。
名を尊び恥を重んじた彼らが活躍した時代、合戦の華は一騎打ちだった。
一族の名を背負った強者たちが、力と力でぶつかり合った一騎打ちを決するのは、壮絶な組打ちだ。
己の持ちうる腕力と胆力の全てをぶつけ合い、一方は勲を挙げ、そして一方は華々しく命を散らす。
組打ちのとどめを刺すのは、武者の腰に指された馬手指に収められた柄曲がりの短刀だった。来國光、国俊、新藤五國光、國廣、則重…。名だたる名工たちが手掛けたその短刀は圧倒的な性能で、組打ちの切り札となり、武士の黄金時代は同時に日本刀の黄金時代でもあった。
しかし文永、弘安、二度の蒙古襲来を経て、戦の形も変わり、それに伴って華やかなりし古の一騎打ちは廃れ、時代と共に誇り高き古の武者たちが組打ちの恃みとしていた馬手指もまた過去の遺物となっていった。
時代は変わる。されども、名匠の魂の籠った柄曲がりの短刀は、新たな時代と価値観の世にも名刀であり続けた。その姿を変えて尚、名刀の輝きは失われることなく、誰が呼んだか、遥か後世これらの短刀はこう呼ばれるようになった。振袖茎と―。
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新藤五國廣、則重、長舩兼光。
鎌倉時代そしてそれに続く南北朝時代の柄曲がりの短刀の現物を、実際に手に取って解説してまいります。
月刊『銀座情報』2024年10月号(456号)は
連休明け 9/17発売予定です
(Web公開は 9/24からスタート予定です)
8/16発売
Web公開中
10月号は9/17発売予定です
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