新商品のご案内 刀 銘 備前國住長舩祐定作 永禄三年八月吉日
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刀 銘 備前國住長舩祐定作 永禄三年八月吉日
Katana: Sig. Bizen no kuni ju Osafun SUKESADA saku / Eiroku 3 nen 8 gatsu kichijitsu
―戦国期の武将が戦場で恃みとした刀の実情を伝える―
この刀は与三左衛門尉一門の祐定の作とみられ、製作は桶狭間の戦のあった永禄三年。
長舩祐定は、戦国期の備前のみならず、同時期における最大の日本刀鍛冶集団であった。殊に、永正から天文にかけて活躍した与三左衛門尉祐定は、蟹の爪を想わせる互の目に丁子を組み合わせた乱刃を焼き、一命を付託する刀を求める武将の切実な需に応えた。
身幅広く重ねも厚く、棟寄りの肉が僅かに削がれて相対に鎬筋が張り、また短めの茎で片手打に適し、頑健にして操作性に優れた戦国武将好みの一刀。茎は生ぶ茎で元来反りがつき深い栗尻。江戸時代の所持者の武士が平素、所持する拵に相応しい柄形とするべく棟を擦ったものである。
本日(9/7)間もなく公開!!

#69
振袖茎の先端は何故一文字? [シリーズ最終]
銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
短刀 生ぶ茎無銘 則重 (重要刀剣)
短刀 無銘 新藤五國廣(重要刀剣)
短刀 銘 備州長舩兼光(最上大業物)
日本刀専門店銀座長州屋がお送りする、鎌倉時代の柄曲りの短刀にスポットを当てたシリーズ、最終回となります。鎌倉時代の短刀の名品に見られる所謂「振袖茎」。その短刀の先端(茎尻)の形状について、考察いたしました。
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誇り高き古の武者の時代は過ぎ去った―。
名を尊び恥を重んじた彼らが活躍した時代、合戦の華は一騎打ちだった。
一族の名を背負った強者たちが、力と力でぶつかり合った一騎打ちを決するのは、壮絶な組打ちだ。
己の持ちうる腕力と胆力の全てをぶつけ合い、一方は勲を挙げ、そして一方は華々しく命を散らす。
組打ちのとどめを刺すのは、武者の腰に指された馬手指に収められた柄曲がりの短刀だった。来國光、国俊、新藤五國光、國廣、則重…。名だたる名工たちが手掛けたその短刀は圧倒的な性能で、組打ちの切り札となり、武士の黄金時代は同時に日本刀の黄金時代でもあった。
しかし文永、弘安、二度の蒙古襲来を経て、戦の形も変わり、それに伴って華やかなりし古の一騎打ちは廃れ、時代と共に誇り高き古の武者たちが組打ちの恃みとしていた馬手指もまた過去の遺物となっていった。
時代は変わる。されども、名匠の魂の籠った柄曲がりの短刀は、新たな時代と価値観の世にも名刀であり続けた。その姿を変えて尚、名刀の輝きは失われることなく、誰が呼んだか、遥か後世これらの短刀はこう呼ばれるようになった。振袖茎と―。
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新藤五國廣、則重、長舩兼光。
鎌倉時代そしてそれに続く南北朝時代の柄曲がりの短刀の現物を、実際に手に取って解説してまいります。
8/16発売
Web公開中
10月号は9/17発売予定です
ページリニューアル!!
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商品検索のページが出来ました。 (小道具) ご利用下さいませ。
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(刀)
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安心してお刀をお楽しみ頂くために
~ご来店の皆様に私たちが出来ること~

抗菌素材のスリッパをご用意しております。
大きなサイズのご用意もございます。

店内の空気清浄
エアドッグを稼働させて店内のウイルス除去、
空気清浄に努めております。

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