四君子図大小鐔 銘 伯應 花押 [後藤一乗]

揃金具

 四君子とは、早春の野をひそやかに彩る蘭、夏には勢いよく成長し、冬には重い雪にも耐えて青々と茂る竹、秋野を彩ってしかも薬種として価値の高い菊、真冬にも真冬にもかかわらず気高い香りを放つ梅。この四つの植物を君子に擬え、理想としたもの。
幕末三名工の筆頭に数えられる後藤一乗は、京後藤七郎兵衛家四代目重乗の次男。九歳で同じ京後藤八郎兵衛家五代目謙乗の養子となり、文化二年に六代目を継いでいる。七年に光格天皇の装剣金具を製作した功績によって法橋に叙され、これを機に入道して一乗の号を用いている。伯應の号銘は還暦を迎えてからのもので、後藤家の伝統的な赤銅地とは異なる鉄地の作品に刻している。
江戸後期 山城国京都‐武蔵国江戸
鉄磨地障泥形平象嵌甲鋤彫打返耳

縦85.2mm 横79.5mm 切羽台厚さ3.3mm

縦78mm 横71.8mm 切羽台厚さ3mm

-

参考品

​円(消費税込)
tokuyuki1 (1).jpg