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源氏物語夕顔図笄 無銘 後藤顕乗
"Genjimonogatari"
Kenjo
桃山時代 山城国京都
赤銅魚子地高彫色絵
長さ二一八㍉
幅一三㍉
上製落込桐箱入
保存刀装具鑑定書(顕乗)
Momoyama
Kyoto, Yamashiro province
Length : 218mm Width : 13mm
Special Kiri box
Hozon (Kenjo)
保存
135,000
円(税込)
笄
2054
No.
音声解説
00:00 / 01:04
後藤宗家七代顕乗と極められた、『源氏物語』に題を得た笄。顕乗は徳乗の次男で天正十四年の生まれ。元和三年に宗家の家督を相続した他、覚乗と隔年で加賀前田家に出仕して加賀金工発展の礎ともなった。この笄は、顕乗の特徴でもある、小振りに引き締まってしかも精巧緻密な高彫表現。赤銅魚子地に肉高い造り込みで、光源氏が夕顔の君を訪れた日の出来事を、牛車に絡みつく夕顔の蔓と花で表現している。源氏物語絵五十四帖など源氏絵の隆盛は装剣小道具にも及び、特に後藤家の風格ある彫口は武家の備えとしても高い評価を得ていた。






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