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波に剣巻龍図小柄 銘 紋顕乗 光孝(花押)
Kozuka ”Nami ni Kenmaki ryu"
Kenjo
桃山時代
山城国京都
赤銅地高彫色絵
金小縁 裏板赤銅地
長さ九六・四㍉
幅一三・九㍉
上製落込桐箱入
保存刀装具鑑定書
Kyoto, Yamashiro province
Momoyama period
Shakudo
Length : 96.4mm Width : 13.9mm
Kiri box
Tokubetsu hozon by NBTHK
保存
-
円(税込)
小柄
1013
No.
音声解説
00:00 / 01:04
後藤宗家七代顕乗であることを、同十三代光孝が極めた、引き締まった龍の姿に顕乗の特徴が良く示されている作。赤銅地を波の激しく寄せ合う様子に仕立てて背景とし、後藤家伝統の剣巻龍(倶利迦羅)を高肉に彫り表わし、濃密な金色絵を施している。古くから祐、光、顕と高く評価されている顕乗の作風は、殊に細部の描写が精巧緻密で鋭利である。この小柄においても、直線的な剣に巻き付く龍神の身体に緊張感が漂い、激しく打たれて波打つ鞭のような動きが感じられる。宙を掻く爪と鰭も鋭く、触覚には柔軟な動きがあり、評価に違わぬ出来となっている。




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