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孟宗図小柄 銘 弘寿(花押)
Mousou design
Hirotoshi(Uchikoshi school)
江戸後期 常陸国水戸‐武蔵国江戸神田
朧銀地高彫色絵裏板片切彫
長さ九八㍉ 幅一四・七㍉
上製落込桐箱入
Late Edo period, Mito, Hitachi Province - Kanda, Edo, Musashi Province
Oboro silver ground, high-inlaid color painting, back panel, katakiri bori
Length : 98 mm
Width : 14.7 mm
Comes in a high-quality, oak-inlaid paulownia box
特別保存
-
円(税込)
小柄
2187
No.
音声解説
00:00 / 15:49:04
水戸に栄えた打越派を代表する弘壽は、玉川長吉に学んだ後に江戸でも修業を積んでいる。写実的高彫で歴史人物図を得意としており、この小柄も二十四孝の一人、孟宗を表裏に亘って彫り描いた精巧で緻密な作(名工一宮長常に同図がある(注))。母のため雪中で探し出した筍を抱える姿を、朧銀地に彫り出し、金、銀、赤銅、素銅、真鍮の多彩な色絵で的確に処理している。
注目すべきは穏やかな顔の表情で、目の処理も生き生きとしている。平坦な裏板は強弱変化に富んだ片切彫で、雪を被った竹を表現している。
注…『日本刀大鑑』所載。



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