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一休禅師図小柄 銘 後藤泰乗花押

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Ikkyu zenji theme kozuka

Taijo

江戸時代前期 山城國京都
赤銅魚子地高彫色絵裏板金削継
長さ:96.8mm 幅:14.5mm
上製落込桐箱入(附外箱)
Early Edo period
Yamashiro province, Kyoto
length: 96.8mm
width:14.5mm
Kir box with wooden case

特別保存

-

円(税込)

小柄

867

​No.

 肩をはだけ、天を仰ぐ僧侶。右手で引きずった縄の先には人の頭骨がついている。画面の左端には裏白とゆずり葉を付けた正月飾りが見える。禅宗の風狂を体現した室町時代の僧侶一休宗純である。「門松や 冥途の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」 当たり前といえば当たり前のこの事実を年に一度くらいは肝に銘じておこうか。一休の顔は魚子地に接するまで立体的に丁寧に彫刻され、手足の指の一本一本には小さな爪。布地の質感まで表した衣の中にたしかに肉体の存在を感じさせる。しっとりとした絹地を思わせるほどの微細な魚子地は極上の黒色。裏板の金削継仕上げも洒落ている。後藤泰乗は後藤宗家八代即乗の五男で実兄は宗家十代を襲った廉乗である。独立し、後藤治左衛門家を創設した。技量は廉乗に比肩する上手である。

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