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大森彦七図縁頭 銘 保政(花押)
"Omori Hikoshichi" (ghost story from "Taiheiki")
Yasumasa
江戸後期 常陸国水戸
赤銅地高彫色絵
縁三八・五㍉ 頭三三・三㍉
特製落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書
Late Edo period
Mito city, Hitachi province
Fuchi size : 38.5mm Kashira size : 33.3mm
Special kiri box
Tokubetsu-hozon by NBTHK
特別保存
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円(税込)
No.
保政は水戸金工額川保則の門人。写実的な高彫からなる歴史人物図を得意とした。この鬼に襲われている武士の図は、『太平記』より採られて歌舞伎でも演じられた、大森彦七が主題の伝承。彦七は湊川の合戦で楠木正成を追い詰めたことで知られているが、後に正成の亡霊悩まされたという。闇夜を思わせる漆黒の赤銅地を立体的に彫り出し、頭には彦七の首に手をかけた鬼、縁には驚く馬を描き、金銀素銅を巧みに配して臨場感に溢れる場面としている。
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